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夢を旅した少年とウリムとトムミム


$【 道楽のときどき日記 】 ~香港編~-アルケミスト



アルケミスト ~夢を旅した少年~



という本を読みました。本屋では星の王子様と並んで置かれている、世界向健全的少年少女読本です。裏表紙の紹介文を読んで、ほとんど衝動買いでした。将来、子供にこんな本を読んで欲しいな、と思って。


さてこれは、会社への通勤の地下鉄で、3日で読み終わってしまうような薄い本ですが、冒険と夢がぎっしりと詰まっています。子供ばかりでなく、大人にも大事なことを思い出させてくれる本です。夢が広がっているのではなく、夢をあきらめないことが繰り返し語られています。


この本を書いたのは、世界中を旅した後にジャーナリスト、作詞家、そして作家へと転身したブラジル人、パウロ・コエーリョという人。どうりで、旅に託した少年の夢がリアルです。


ストーリーは割とシンプル。羊飼いだった少年が、夢や、出来事や、自然から受けた色々な前兆を信じて宝物を探しに行くというもの。主人公にはサンチャゴという立派な名前がありますが、それは始めの一行目に出てくるだけ。あとはひたすら『少年』と呼ばれています。登場人物の中で名前が明らかになるのは、たったの3人だけ。なんだか、絵本がちょっと長く、そして文字だけになったみたい。

『今まで慣れ親しんできた生活と、これから欲しいと思っているもののどちらかを、選択しなければならなかった』

『夢を実現しようと頑張る人間は、宇宙全体が手を貸してくれる』

『(言葉がなくても通じ合える) 宇宙のことば』

『地球の大いなる魂』

感受性の高い子供のうちに、読ませてみたい物語です。



まあ、毒にも薬にもならない書評はほどほどにしておいて、実はもうひとつ、この本の中で嬉しい発見があったことを語らせてください。

それは、『ウリムとトムミム』という不思議な石の存在。


実はこの頃、私はずっとあることを考えていました。3ヶ月後に産まれてくる子供に、何か贈り物をしてあげたい、ということ。でも、何がいいのか思いつきません。

うちには、子供の誕生の日に桜の木を植えるような庭はないし、大きなのっぽの振り子時計を買って置く余裕もありません。

で、そんな折に読んだ 『アルケミスト』 の序盤、不思議な老人から少年に授けられる白と黒の石、それが 『ウリムとトムミム』 でした。これは、いける、と思いました。


それは、

・迷った時に、YES(黒の石) とNO(白の石) の質問で占いをする。

そのためには、

・質問したいこと、つまり自分の選ぶべき事柄をはっきりさせる必要がある。

という、運命を知るためのアイテムです。実際には、サンチャゴ少年は物語の旅の中でこの石へ相談したことは一度しかないのですが、読んでいて、それでいいんだなと思いました。

自分の選ぶべき道さえはっきりさせているのなら、右をとるも左をとるも、石の占いに託そうと、前兆(啓示)を信じようと、それは自分の意思であり、それが運命なのです。それに気がつけば、やがては自分の進む道は自分で決められるようになるでしょう。

そこをあやふやなんとなくでなく、はっきりした道として意識できるかどうかが、大事なのではないでしょうか。その助けになる 『ウリムとトムミム』 は、これから人生の大海原に躍り出る我が子に贈るには、なかなか良いギフトになるのではないかと考えています。

白と黒の水晶玉をどこかで探してきて、手作りの小さな革の袋なんかに入れて用意しておき、物心がついた年頃になったら、「息子よ、実は君が産まれたときにな~・・・」なんて。そして大小の岐路において、(この石を握りしめて)自分の進むべき道をきちんと考えてくれたら、父はもう言うことはありません。


まあ、そんなこんなでひとり、父親になる前から先走って妄想しているわけですが、これはまだ我が子の母であるうちの嫁っこには言っていません。そもそも 『Urim and Thummim』 は旧約聖書時代からのユダヤ教の聖器だし、はたしてお許しが出るものかどうか、、。


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Author:ようじ
2012年から香港に住んでいます。お勤めもしていましたが、なんだかんだで主夫になりました。2児のパパをしています。バックパッカー時代のブログはこちら >> [[ My Book of Days ]].

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